「for au」と言うくらいなら当然auのSIMに対応しているだろうと思って買ったWindowsタブレット「HP ElitePad 1000 G2 for au」ですが、SIMカードを差しても圏外のまま通信できません・・・。
IIJmioとかのMVNOのSIMならまだしも、使ったのはau純正のデータ通信専用SIMなので、これで使えないというのは理解に苦しむところですが、SIMを差せばauのアイコンが出てくるので物理的には問題ない様子。
ググってみるとデフォルトで設定されている「既定のAPN」が悪さをしているという情報があったので、
- コマンドプロンプトを開き
netsh mbn show profile interface=”携帯電話”
で既定のAPNのプロファイル名(xxxxxxxx-xxxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxxみたいやなつ)を調べ
-
netsh mbn delete profile interface=”携帯電話” name=”xxxxxxxx-xxxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx”
でプロファイルをを削除
した上で改めて手動でAPNを設定してみたのですが、やはり圏外のままでした。
で、あまり役に立たないことで有名なWindowsの標準機能でも一応チェックしてみるか、と「コントロールパネル>ネットワークとインターネット>ネットワーク接続」の右クリックメニューから「診断」してみた結果、
SIM PIN2 を入力して、モバイル ブロードバンド デバイスのロックを解除してください
ってもしかしてPINロックがかかってる???
でもPINロックって本体ではなくSIMカードにかけるものだから関係ないよなぁ、と思いつつ、動作確認のため下北沢のじゃんぱらで富士ソフトのモバイルWifiルーター「FS030w」を6,450円でお買い上げ。
このFS030wはSIMフリーWifiルーターとしては珍しくau回線に対応しているので、これで駄目ならSIMカードの問題だと言えるのですが、残念ながら(?)普通に通信成功してしまいました。
という訳で犯人は「HP ElitePad 1000 G2 for au」、と言いたいところなのですが、ちょっと気になるのはKDDIのサイトにある対応端末のページを見ると、
- LTEフラット for DATA (m)
- LTEフラット for DATA (m/L)
という微妙に名前の違う料金プランごとに対応機種が分かれている点です。
今回使った「HP ElitePad 1000」の対応プランは「LTEフラット for DATA (m)」である一方、使ったSIMは「LTEフラット for DATA (m/L)」なので、これが原因なのかなぁ、という気がしています。
常識的に考えると同じLTEフラット for DATAなのに差異があるはずがない、と言いたいところですが、auは「LTEフラット for Tab」のSIMカードはタブレットでしか使えないようガードをかけた実績があるので、 (m)と (m/L)で使える/使えないが出ても不思議じゃないかなぁ、という感じです。
さて、こうなると次に試すべきはMVNOのSIMならどうなんだろう?、ということになりますが、果たしてこの実験のためだけにIIJmio(タイプA)のSIMカード契約すべきか悩みどころです・・・。