評価に困るヘッドフォン「beyerdynamic T1」

「お高いヘッドフォンを1つくらいは持っておいた方がいいんじゃないか?」というよく分からない理由で「beyerdynamic T1」を購入したのは昨年末の事。

およそ一ヶ月使ったことになりますが、なんとも評価しずらい性能に正直困惑気味です。

これまで聴いてきたヘッドフォンは大抵「こっち曲には合ってるけどあっちの曲はイマイチ」というように曲との相性がつきものでしたが、T1については全てを無難にこなしてしまうという高性能さを持った反面、突き抜けるような快感を味わえないというもどかしさを感じます。

何せ128GBのSSDが10台買えるという高額製品ですから、こちらとしてもそれなりの物を期待せざるを得ない訳で。

もっとも、考えようによっては何でもかんでも破綻なく鳴らすというのはある意味驚異なので、そこがT1最大の長所なのかもしれませんね。

ちなみに、以前「お願いランキング」で美食アカデミーの青山有紀が『普通においしいというのは料理人に対して失礼だ』と言っていましたが、これをT1に当てはめると「普通にいい音を奏でる」というのが私的には一番しっくりと来る評価です(苦笑。

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