ASUS Performance Enhancement (APE)でIntel Core i9-10900T ESをしばく

AliExpressでCore i9-10900Tのエンジニアリングサンプル品(QTB0)を見つけたので試しに買ってみました。お値段は送料込みで25,000円チョイでした。

スペック的には10コア20スレッドでTDP35Wと省電力なのは製品版と同様ですが、動作クロックは1.5GHz/TB3.9GHzと、製品版の1.9GHz/TB4.6GHzと比べると控えめな感じです。

言うなればCore i9-10850Tくらいのイメージでしょうか・・・?

そして折角の低消費電力モデルなのでCPUクーラーにはファンレスの「NOFAN CR-95C」を採用してみたのですが、ビデオカードと干渉してしまうため変則的な配置に(かつヒートシンクカバーとも干渉するので外してます)。

以前はx8/x8みたいな感じでマザーボード側でPCI Expressの帯域を分割出来るのが普通だったと思うのですが、最近は普及価格帯のモデルだとPCIex16スロットが2本あってもx16とx4で決め打ちされている場合が多いようで、今回使用したASUS TUF GAMING B460-PLUSも下の方のスロットは物理形状はPCIex16なんですが、帯域はx4固定のため、常用するにはちょっと厳しい印象です。

仕方がないのでパソコン工房でお安くなっていたASUS ROG STRIX Z590-F GAMING WIFI@27,148円を手配しましたが、CPUのベンチマークを取る分には問題ないだろうとCinebench R23を試してみたところ、Multiが8022だったので、概ねCore i5-10400と10500の間くらいの性能は出ているようです。

そしてASUSと言えばASUS Performance Enhancement (APE)を試してみない訳にはいかないでしょうとAPEを有効化してみることに。

PowerLimitの上限を上げることで高負荷時のクロック制限も解除するというAPEですが、効き具合を確認するためOCCTで負荷を掛けてみた結果、CPU Package Powerが通常時35W(2.5GHz)だったのがAPEを有効化することで52W(3.2GHz)まで上昇したので、ファンレスでも意外といけるものだと感心しました。

ちなみにCPU温度は54℃とAPEでぶん回した割に高くなく、CineBenchの方も10737までスコアが伸びたので、これなら十分実用的だと思います。

逆にここまで仰々しいCPUクーラーを使わずともファンレス駆動出来そうなので、マザーボード買い直す必要なかったなぁ、というのが今回の反省点です(苦笑。

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