QNAPの階層化ストレージ「Qtier」が素敵すぎる件

以前、よく使うファイルはオールSSDのNASに、そうでもないものは普通のHDDのNASに格納するということをやっていた時期があったのですが、ファイルが分散しているのはやはり管理しにくいです。

そのため結局1台に集約することになったのですが、QNAPの「Qtier」を使えはファイルの使用頻度によって、SSDとHDDの振り分けを自動でやってくれるとのこと。

ならばとQNAPのNASケース「TVS-951X」を導入してみたのですが、これは良いものですね・・・。

QtierはQTS 4.4.1以降を搭載したQNAPのNASならどれでも使えるらしいんですが、RAID1以上で組む必要があるらしく、4ベイモデルだとHDD×2+SSD×2でそれぞれRAID1のような使い方しか出来ないので、3.5インチHDD5台+2.5インチSSD4台に対応した「TVS-951X」はQtierを満喫するには非常に適していると思います。

ちなみに我が家では、メモリを8GB×2に増強した上で

  • データ用:TOSHIBA MN04ACA400 4TB×3台(RAID5)
  • バックアップ用:WD WD80EFAX 8TB×2台(RAID1)
  • Qtier用:Crucial CT500MX500SSD1 500GB×3(RAID5)

のような感じで組んでいますが、よく使うフォルダはファイルを開いてもディスクアクセス音が全くしないので、ちゃんと学習してSSD側に保存されているようです。

ディスクの使用状況を見てみると、SSDの領域を優先的に使うというわけではなく、あくまでよく使うファイルのみを配置するみたいで、ウチの使い方的にはもっと小容量のSSDでも十分だったみたいです。

あと、TVS-951Xの惜しいところが3.5インチベイが5つしか(?)無い点で、データ用に5台全振りする場合はいいのですが、データ用とバックアップ用でストレージを分けようとした場合、データ用のストレージを4台でRAID6にしようとすると、バックアップ用がシングルドライブになってしまうのが悩ましいです。

かと言って、データ用(HDD4台でRAID6)+バックアップ用(HDD2台でRAID1)+Qtier用(SSD2台でRAID1)を実現しようとすると、3.5インチ×8台の「TVS-872N」あたりを導入することになりますが、ディスコン気味のTVS-951Xが10万円コースなのに対してあちらは20万円コースなので、逸般のご家庭で使うとしてもちょっとお高いです。

それではとTS-832Xまでランクを下げると今度は仮想化PC(Virtualization Station)が使えなくなるので、個人で使うにはTVS-951Xが限界のような気がします。

まぁバックアップは別のNASにも取っているので、シングルドライブでも特に困ったことにはならないはずではありますが、万全を期すに越したことはないですからねぇ・・・。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク