Windows10マシンが勝手にスリープから復帰するので、またWindows Updateが悪さしているんだろうなぁ、と思って調べてみたところ、Microsoftが新手の手法をあみ出していたことが分かりました。
今回のスリープ解除の発生源がタスクスケジューラに登録されている \MicroSoft\Windows\UpdateOrchestrator の Reboot というタスクだというところまではすぐに分かったのですが、非常に悪質なのがこのタスクの実行者を「S-1-5-18」という特殊なアカウントにすることで、ユーザがタスクを無効化できなくしている点です。
設定を無効化して保存しようとすると「S-1-5-18」のパスワードを聞かれるのですがそんなの分かるはずもなく、試しに管理者権限を持ったユーザのパスワードを入れて変更しようとしたところ、「指定した可変構造に無効なデータがあります。」という意味不明のエラーメッセーが出て、完全にお手上げです・・・。
なお、手動でWindowsを再起動してみたところ満足したのかそれ以降スリープが解除されることはなくなりましたが、次回のWindowsUpdateの際に復活する可能性が濃厚のため、
- ローカルグループポリシーエディター(gpedit.msc)を起動
- [ローカルコンピューターポリシー]-[管理者用テンプレート]-[Windowsコンポーネント]-[Windows Update]を開く
- [Windows Updateの電源管理を有効にして、システムのスリープ状態が自動的に解除され、スケジュールされた更新がインストールされるようにする]を無効
にしてみて、とりあえず様子見してみようかと思います。
ちなみにこの手法はWindows10 Homeだと使えないというあたり、高価なPro版を買わせるためのMicrosoftの陰謀ではないかと疑っています(苦笑。