HDDとSSDでRAID1

現在のメインのファイルサーバはQNAP TS-219P IIですが、ランダムアクセスがイマイチ遅い気がするので、よく使うファイルだけSSDにまとめてしまおうと、USB3.0接続で外付ドライブを増設することに。

使用するのは2.5インチドライブを2台まで搭載可能な「RATOC RS-EC22-U3R」で、今回は安全第一でRAID1をチョイス。

幸い手元には500GBクラスのSSDが2台あったので、SSDでRAID1というのも可能でしたが、これまで何の予兆もなくSSDが壊れる場面に何度となく遭遇しているので、壊れる予兆が分かりやすいHDDと一緒にRAID1を組んでみました。

RAID1は別名ミラーリングと呼ばれるように、2台のディスクに全く同じデータを書き込むことで耐障害性を確保しているのですが、読み込みについては多くの場合、片方のディスクしか使わないので、

  • 書き込みはSSD+HDD(つまり速度上限はHDDに依存)
  • 読み込みはSSDのみ

というのを期待してのことですが、2ベイのうちどちらが読み込み側なのかはマニュアルにも書かれていないので、実際にベンチマークしてみました。

まずは上段:SSD(SAMSUNG MZ-7TD500B/IT )、下段:HDD(Seagate Momentus XT 500GB)のパターン。

ssd-hdd

シーケンシャルリードが150MB/sで律速しているのはケースの性能限界っぽいのでこの際気にせず、ランダムアクセスに着目すると、読み込みはHDDとは思えない速度が出ている一方、書き込みはSSDとは思えない速度しか出ていないので、恐らくこれが「書き込みはSSD+HDD、読み込みはSSD」の状態っぽいですね。

念のため、上段:HDD、下段:SSDも試してみましたが、読み込み速度全般が劣化しています。

hdd-ssd

そんな訳で当初の目論見通り「読み込み時は高速なSSDにだけアクセス」が実現できそうですが、問題はデータコピーなんですよね・・・。

何せ細かいファイルが大量にあるので、以前、NAS-NAS間でデータ移行しようとした際も一週間コースだったので、今回もきっとそれくらいかかるんだろうなぁ(汗。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク