DSDフォーマット対応DACとしては安価で、かつDSD以外の再生についてもかなりの高評価だったので、物は試しにと買ってみました。
まずはドライバと再生ソフトであるAudioGateをダウンロード&インストール。
「USB3.0ポートに繋ぐとドライバのインストールに失敗するかもよ?」という注意文がありましたが、そんなの気にせずUSB3.0でインストールしたら本当に失敗(苦笑。
仕方が無いので既に満杯状態のUSB2.0ポートを1つ捻出して改めてインストール。
今度はちゃんと認識したのでまずはFLACファイルで試運転。
普段は主に
- DAC: ORB JADE-1
- 再生ソフト: JRiver Media Center
で聞いていますが、これと比べると随分と見通しが良い音ですねぇ。
試しにDS-DAC-10&JRiverの組み合わせも試してみたところ、こちらも甲乙付けがたい感じで、DS-DAC-10の味付けがスッキリクリア系ということなのでしょう。
念のためJADE-1&AudioGateの組み合わせも試聴してみましたが、こちらは覇気が無いというか弱々しい感じで、正直使い物にならないです。
閑話休題、いよいよDS-DAC-10の本領を発揮してもらうべく、用意したのは「Suara The Best〜タイアップコレクション〜」のDSDバージョン。
こちらはOTOTOYで2,500円と普通のアルバム並のお値段ですが、中身はDSDとmp3がそれぞれ24曲収録された結構ボリュームのある一品です。
で、肝心のDSDの効果はというと、これは確かにヤバイですねぇ・・・。
「夢想歌」とか「一番星」はこれまでにも散々聴いてきましたが、「あー、こんなに知らない音が隠れていたなんて・・・・」と感心しきりです。
当初DS-DAC-10は1,000台限定ということで、初回出荷分は瞬く間に捌けてしまい、慌てて増産にかかったという話ですが、USBバスパワーのDACでこれだけのクオリティを出せるとは、KORGの技術力恐るべし、といったところです。
デジタル入力がUSBのみなので本格的なシステムを組むのには向いていないですが、ちょっと本気のPCオーディオを狙うなら、これ以上コストパフォーマンスの良い製品を探すのは中々難しいと思います。