Ryzen Threadripper 2950XのPCIeレーンを有効活用するためSSD RAIDを試す

正直我が家の用途だと16コア/32スレッドという性能を持て余し気味なRyzen Threadripper 2950Xですが、豊富なPCIeレーン数は活用の余地があるので、ASUS HYPER M.2 X16 GEN 4 Cardを使ってNVMe RAIDを試してみることに。

RAIDには同じ型番のドライブをを用意するのがベストなんですが、今回は比較的近しいものということでPHISON PS5012-E12 512Gを3台、PHISON PS5012-E12S 512Gを1台の計4台でRAID0を用意。

今回マザーボードにはASRock X399M Taichiを利用しましたが、UEFIで

  1. PCIex16スロットの帯域を4分割(x4x4x4x4)に設定
  2. SATAとNVMeの設定画面でそれぞれRAIDモードを有効化
  3. RAIDXpert2 Configuration UtilityでRAID0に設定

することで2TBのドライブが出来上がりました。

ちなみにSSDにゴミが残っていると上手くアレイが組めないことがあるみたいなので、事前に初期化しておいた方があれこれ悩まなくて良いと思います(実際、初期化してないドライブがアレイに追加できず悩みました)。

あとはWindows10のインストールですが、インストール途中でRAIDドライバーを読み込ませる際は、Bottomドライバー→RAIDドライバーでないと正しい容量にならないことに気づけるかどうかが地味にハードル高かったですね・・・。

そして肝心のベンチマーク的にはランダムアクセスが伸びないのはRAIDの宿命なので仕方ないとして、シーケンシャルリードは理論上のほぼ上限を達成しているので、一定の成果は得られたかと思います。

まぁ今どきはPCIe4.0対応のSSD×2台でこれに近しい(というかこれ以上)のスコアが出るので、敢えてThreadripperを使う積極的な理由にはなりにくいのですがね(苦笑。

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