ここ最近は週4ペースで自宅勤務のため、キーボードに全力出しても無駄じゃないかな?と考え、ポインティングスティック搭載のメカニカルキーボード「ARCHISS Quattro TKL(US配列/茶軸)」を買ってみました。
自宅作業ではレノボのトラックポイント・キーボード(初代)を使っていたので、奇しくもポインティングデバイス内蔵キーボード同士の乗り換えとなった訳ですが、使用感は手放しで評価できない微妙な印象ですね・・・。
気になる点その1.ポインティングデバイスの位置
「G」「H」キーと「B」キーの間にポインティングデバイスがあるのはトラックポイント・キーボードと一緒なのですが、丸ポッチに人差し指を合わせると自然と親指が左右ボタンに乗ってくるトラックポイント・キーボードに対し、Quattro TKLはスペースキーの両脇にボタン(というかキーそのもの)が配置されているため、右クリックは特に意識しないと指が泳いでしまいます。
まぁ左右ボタンがキーになっているおかげで、Ctrl+左クリックでファイルを複数同時に選択したい時もキーボードから手を放す必要がないというのはメリットではありますが。
ちなみに左右ボタンをここに配置するのであれば、「G」「H」キーの下ではなく上にポインティングデバイスを置いた方がいい気がします。
気になる点その2.ポインタが勝手に動く
昔のタッチパッドだとマウスカーソルが勝手に動くことがちょくちょくあったのですが、令和の時代になってもこの事象に悩まされるとは思いませんでした。
ググるとドライバの入れ替えで治るかも的な情報が見つかりましたが、Quattro TKLは残念ながらWindowsの汎用ドライバで動いているので、我慢する以外の回避策はなさそうです(悲。
気になる点その3.KVMとの相性がある
これについてはポインティングデバイス内蔵型のキーボードだとあるあるなのでまぁ諦めはつくのですが、CPU切替器を使うとどうも上手く認識してくれません。
今回試したのはTESmartのHDMI4ポートタイプのKVMでしたが、キーボード&マウス専用USBポートに挿すとマウスカーソルが出てこず、キーボードも反応しない感じです。
汎用のUSBハブポートの方は認識したので差し当たってはこちらで使っていますが、ホットキーが使えないのは微妙ですね・・・。
という訳で、色々気になる点の多いQuattro TKLですが、じゃぁ窓から投げ捨ててトラックポイント・キーボードへ舞い戻るつもりかというとそれはまた別問題で、
- キータッチはQuattro TKLの方が数段上
→ずっしりとした安定感で入力しやすい - トラックポイント・キーボードはファンクションキーの境目が分かりにくい
- トラックポイント・キーボードはスタンドが脆弱(すでに足が折れている状態(苦笑)
なため、色々言いたいことはあるが、Quattro TKLを使い続けることになりそうです。
コメント
トラックポイントのドリフトはそれこそ90年代の東芝・IBMの頃からずっとあるので、構造上ある程度は避けられないと思っています。
Lenovoの同様なの2つ持ってますが、どっちもキータッチは最低限のもので、耐久性がないのも残念です。大して使わないうちに一部のキーがきちんと戻らなくなり、一応使えるもののかなり不快。
ゴミ扱いされないのはトラックポイント付きの代替品がないから、だけだと思いますが、本製品はマウスボタンが内のが残念。貴重なキーを減らしてしまうのはちょっと。