CPUにSnapdragon 850を搭載した2 in 1ノートPC「Lenovo Yoga C630」がイオシスでお安くなっていたのでお買い上げ。お値段39,800円(+送料970円)也。
到着して速攻でSモード解除して使ってみましたが、想像していたよりも普通にWindows PCとして使える印象です。
Arm版Windows10だとArmネイティブのバイナリが用意されているアプリか、32bitアプリ(x86用)のエミュレーションでしか動かないのですが、x86用のアプリも意外と健闘していて、例えばVLCのパッケージ(ZIP形式/57.8MB/665ファイル)をx86用のCubeICEで解凍してみたところ、
- YOGA C630(Snapdragon 850) 19秒
- 自作PC(Threadripper 1950X) 5秒
と、CPUスペック差の割にそこまで悪くない速度が出ています。
ただまぁどうせならArmネイティブのアプリを使いたいというのが人情というものですが、目ぼしいところだと
- Firefox(ブラウザ)
- VLC(動画再生)
- Pico Viewer(グラフィックビューア)
くらいしかArm版バイナリが見つからず、他はx86用でお茶を濁すしかなさそうです。
もしくはソース公開されているフリーソフトを自分でコンパイルするという手も勿論ありますが、すんなりビルドが通らなかった時の手間が半端ないので、中々悩ましいところです。
とはいえ今のところネイティブアプリが無くともそこまで困っていないので、どうしても使いたいソフトが出てきて、かつ速度的に満足がいかない(もしくはx64用しかバイナリが用意されていない)とかでもない限りは何とかなりそうです。
ちなみにここ最近幅を利かせてきているChromebookも、Androidアプリをインストールすることで標準機能で足らない部分を補うことが出来ますが、あちらは遅い以前にそもそも動かないソフトが多いので(特にゲーム系)、汎用性の高さで言ったらArm版Windowsの方が上かな、と思います。
なお「4万円切りは安い!」と飛びついたYoga C630ですが、今なら楽天でさらにお安く34,800円で手に入ることをイオシスで注文した直後に気づいたので、この記事を見て気になった方は楽天での購入をお勧めします(悲。