普通の人から見たら高いけどピュアオーディオ用として見たら安価なケーブルをちょくちょくリリースしている上海問屋から「銀シールド無酸素銅線USBケーブル」という、いかにもなUSBケーブルが出たので、秋葉原のドスパラパーツ館内にある上海問屋で買ってきました。
ラインナップは1mの「DNSB-18698」@3,990円と2mの「DNSB-18699」@6,990円がありましたが、今回はPCのすぐそばに設置するつもりで1mの方をチョイス。
経験上、バスパワーで動作するUSB-DACだと音に違いが出やすいので、DVK-UDA01で試聴してみました。
まずはその辺に転がっていたノーブランドのUSBケーブルとの比較ですが、これはもう一目瞭然でDNSB-18698の完勝です。
ノーブランドのケーブルは音が曇ってしまっていて、本当に同じ規格のケーブルなのか疑問を感じるレベルです。
続いて月刊HiVi付属のZonotone製USBケーブル(20cm)と聞き比べてみたところ、こちらは甲乙付けがたい感じで、流石はボッタクリハイエンドオーディオ用ケーブルなだけあります。
音の分解能は同レベルであとは好みの差になりそうですが、個人的にはDNSB-18698のキラキラした高音を推したいですね。
最後に我が家のNo.1 USBケーブル「Arvel AU2SF30BK 」と対決です。
このUSBケーブルは廃番のため100円という爆安価格で手に入れたもので、私的評価ではZonotoneの上を行くハイコストパフォーマンスケーブルですが、DNSB-18698と比べると、音の分離という点で僅かに劣る感じがします。
もっとも、音の艶やかさについてはAU2SF30BKの方が上なので、これも好みと言って良いレベルでしょう。
そんな訳で、1万円/mがザラなオーディオ用ケーブルについて眉唾な人も多いかと思いますが、DNSB-18698は3,990円とそれほど高くないので、物は試しに買ってみるには丁度良い製品だと断言できます。
ちなみに、電源が別に付いているセルフパワーのUSB機器については未だかつてUSBケーブルの聞き比べに成功したことがないので、あくまでUSBバスパワー製品向けのアイテムと考えた方が宜しいかと。