QNAP NASの性能劣化の原因究明は難しい

ここ最近、QNAPのNASケース「TVS-951X」の反応が鈍く、Irfanviewでフォルダ上のファイルを連続で読み込もうとすると、次のファイルを読み込むまでに1,2秒のラグが発生する状態になってしまいました。

我が家のTVS-951Xは、メインドライブとして4TB 7200rpmのSATA HDDが4台(東芝とSeagateの混成)とQtier用に500GBのWD Blue SATA SSDを3台で各々RAID5を組んでいるのですが、ディスクの使用量的には半分程度なので、容量不足からくる性能低下は考えにくいく、怪しいのはディスク寿命の線です。

まずはQNAPの「ストレージ&スナップショット」というアプリでディスクのS.M.A.R.T情報を確認すると、正常性はすべて良好になっていて、特に怪しい点は見当たらず。

続いて不良ブロックのスキャンも行ってみたのですがこちらも問題なし。

ただSSDの方は推定残り寿命が40%を下回っていたので、試しにQtierを解除してみたのですが状況変わらず。

これで原因はHDD側に絞られたので、次に性能テストメニューからディスクの順次飲み取りとIOPS読み取りをテストしてみたのですが、全台似たり寄ったりの数値なのでこちらも性能的に問題なさそう。

となるとフラグメンテーションが発生しているのだろうか?とデフラグをしてみようとしたのですが、QNAPにはデフラグ機能が付いてないみたいなので、覚悟を決めてドライブを作り直そうとしたらついに原因判明。

ストレージプールを作成しようとすると

[Storage & Snapshots] Failed to create disk partitions. Disk: Host: 3.5″ SATA HDD 3.

なるエラーが発生するので、どうやら何かしらの故障が発生していた模様。

しかも4台中2台で(汗。

QNAPってディスク障害を検知するとアラートを発報してくれるため、S.M.A.R.Tでも不良ブロックチェックでも検知できないエラーがあるというのに驚きましたが、「よく分からん事象が発生したらとりあえずRAIDを組みなおしてみる」というのが今回得た教訓でしょうか・・・。

ちなみに交換用のHDDは手配の都合で一旦5400rpmのWD Red 4TB×2台を投入したのですが、体感的には全く分からないので、NASで使う分には回転数に拘る必要は無さそうだというのが分かったのも今回の収穫ですかね。

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