オーディオブランドのBLOSSOMがヘッドフォンアンプから撤退するらしく、最上位機種であるBLO-3090の展示処分品がお安く手に入ったのでレビューをば。
BLOSSOMのヘッドフォンアンプはBLO-0169→BLO-0299(Auditorium w/ECA)ときてこれで3台目になりますが、正直なところ、BLO-0299とBLO-3090の間にそこまで差はないかなぁ?というのが正直なところです。
BLO-0299もそうでしたがBLO-3090もあまり音を弄らないナチュラル志向なため、余計に違いが分かりにくいのかもしれませんね。
とはいえ聞き比べれば流石に音のクリアさに価格差を感じるので、予算が許すのであればBLO-3090の方を選ぶべきだと思います。
機能面ではBLO-3090はプリアウト出力のボリューム連動のON/OFFが設定できたり、ゲインが3段階から選べたりと、BLO-0299より多機能なので、プリアンプ兼用で使う場合などはBLO-3090の圧勝だと思います。
珍しいのはバランス出力が3pin×2だけでなく、ほぼHiFiMAN専用と言って過言ではない4pinのXLR端子が用意されている点で、これはもうHiFiMANを繋ぐしかないねという訳でHE-5LEとかを繋いでみましたが、弱々しい音しか出てこないので、残念ながら4pin XLR端子は封印することになりそうです。
ちなみにHiFiMAN HE-5LEを伸び伸びと鳴らすIntercity MBA-1 Ver.2と比べるとどうしても駆動力不足を感じずにはいられないのですが、逆にT1やHE-5LEといった鳴らしにくいヘッドフォン以外はBLO-3090の方が違和感なしに使えるのでそこは適材適所ということみたいです。