beyerdynamic T1をバランス接続化してみた

フジヤエービックの福袋に入っていたbeyerdynamic T70が意外と優秀なことが分かり、このままだとT1の立場がヤバイじゃないかという訳で、T1のバランス化に着手してみました。

ヘッドフォンをバランス接続に改造する業者もありますが、ことT1に関して言えばケーブルはそのままにXLRコネクタを取り付けるだけでOKなので、今回は自作してみることに。

用意した部材は

  • NEUTRIK NC3MXX-HE XLRオスコネクタ 680円×2
  • NEUTRIK XXR2 カラーリング(赤) 60円
  • 高級ヘッドフォンのケーブルを切断する勇気 プライスレス

の以上3点です。

特に最後の1つが最大のネックになるかと思いますが、実際に作業してみた感じではそれ程神経質にならなくても大丈夫っぽいです。

行った手順は

  1. プラグ側のケーブルを15cmほど残して切断
  2. ヘッドフォン側のケーブルを左右2つに10cmほど裂く
  3. XLRコネクタの根元部分をそれぞれケーブルに挿す
  4. ケーブルの被覆を除去
  5. 赤いケーブルが見えたら右で、緑のケーブルが見えたら左なのを覚えておきつつ
    1. 赤(ないしは緑)のケーブルを2番にハンダ付け
    2. 半透明のケーブルを3番にハンダ付け
    3. 銅線をねじって一纏めにした上で1番にハンダ付け
  6. XLRコネクタの先頭部分を差し込んでねじ込む

だけなので、トータル10分程度で終わってしまいました。(コネクタの組み立て方についてはこことかが詳しいです)

ちなみに結線はこんな感じ。

ハンダ付けは大変苦手なので見た目は宜しくないですが、カバーを被せたところまるで最初からこうゆう製品だったかのような出来映えに。

そしてバランス化の威力ですが、まぁ半端ないですね。

私のT1に対する印象は「解像度は高いけどサラリとした音」だったのですが、バランス化によって「クッキリハッキリした音」へと変質してしまいました(汗。

その影響か、偶に感じた音の暗さもこれまた一掃されて随分と明るくなったので、あの音こそT1の真骨頂だという人に対しては却って評価を下げることになる可能性もあります。

もっとも、視聴した環境が

  • DAC: JAVS DAC2-MARCH(LT1677×2+MUSES8920へ換装済)
  • アンプ: BLOSSOM BLO-0299 Auditorium

と明るめセッティングなので、バランス化によって上流環境をダイレクトに表現するようになったということなのかもしれませんが。

うーむ、これはまた弄り甲斐のあるヘッドホンに化けてくれたなぁ・・・。

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