MITSUBISHIのRDT232WM-Zは倍速補完&超解像技術のおかげでかなり動画向きな液晶ディスプレイですが、DVモードだと文字が見づらいという欠点があるため、その辺りの改善を期待してNANAOのFS2333を買ってみました。
お値段はジョーシンにて30,600円也。
スペック的には両方とも23インチでフルHDと大差無いのですが、実際に動画を見比べてみると絵の作りが結構違います。
RDT232WM-Zだと「あー倍速補完が効いてるなぁ」という横スクロールのシーンが、FS2333だと多少カクつきを感じるので、この点ではRDT232WM-Zの方が一枚上手です。
ただ、スタッフロールとか細かい文字が出てくる場面ではFS2333が比較にならない位きれいに表示されます。
そして純粋なテキストを表示する場合、RDT232WM-ZだとDVモードをOFFにしないとエッジが強調されすぎて見るに堪えないのですが、FS2333は特に違和感なく見ることが出来るので、どうやら当初の目的は果たせそうです。
その他、細々した点を比較すると、
- リモコン
- FS2333の方が安っぽいけど受信角度は広い
- 入力端子
- RDT232WM-ZのHDMI端子は画面左端のためデュアルディスプレイ時にはFS2333の方が有利
- スタンド
- レゴブロックを積み上げて調節するRDT232WM-Zに対し、高さ変更可・回転可のFS2333が圧勝
- 子画面表示
- PinPどころかPbPにも対応していないFS2333の不戦敗
- スピーカー
- TVレベルのRDT232WM-Z
- ノートPCレベルのFS2333
といった感じで、RDT232WM-ZがFS2333に確実に勝っているのは倍速補完に対応している点と、Picture by Pictureの2画面表示が出来るというこの2点に絞れそうです。(内蔵スピーカーについては最初から見捨てているので評価対象外)
個人的にはPicture in Pictureが使えないというのが結構痛いところですが、FS2333を動画専用モニタにしてしまい、他の作業はDELL U2711でこなすようにすればまぁ何とかなりそうです。
さて、これで次にモニターを買い換えるタイミングがあるとしたら、27インチで2560×1440以上の解像度でPiPに対応したモデルが出た時でしょうかね?