STAXのドライバーは半導体タイプのSRM-300と真空管タイプのSRM-006tSを所有していますが、SRM-300とSRM-006tSとでは基本性能に差がありすぎて、半導体と真空管の比較に適さなかったのですが、e☆イヤホンの歳末放出市でSTAXのイヤースピーカー用ドライバーユニット「SRM-353X」が中古品ながら59,900円とお安くなっていたので買ってみました。
SRM-353XとSRM-006tSは価格帯が近いので性能的も近しいのでは?、と予想しての購入でしたが、目論見通り、音の分解能という観点では甲乙つけがたい感じです。
ただ音の傾向で言うと、クリア寄りのSRM-353X vs 艶で勝負のSRM-006tSで、このあたりに半導体と真空管の差異が出ているようです。
個人的にはキレのある音の方が好みなので、SRM-353Xに軍配を上げたいところですが、曲によってはSRM-006tSのが好ましい場合もあるので、中々悩ましいところです。
#「前前前世」なんかはSRM-006tSのが良かったです
しかしこうなると今度はイヤースピーカーを変えたらどうなるか比較したくなるところですが、今使っているSR-507から乗り換えるとなると、後継機のSR-L500よりは上位モデルのSR-L700の方が良い気がする一方で、SR-L500とSR-L700には倍近い価格差があるため、ちょっと気軽に手を出せないのが難点ですねぇ・・・。