USB DACキット「DVK-UDA01」のコンデンサーを変えてみた

『ハンダ付けなしで誰でもできる!USB DACキットではじめる高音質PCオーディオ』読者レビュー第2回目はコンデンサーの交換です。(第1回目はこちら

音質向上の手段の一つとしてコンデンサーの交換があるというのは知っていますが、半田ごて片手にコンデンサーを引っこ抜くというのがどうにも苦手でこれまで手を出す事が出来ませんでした。

しかし本書付属のUSB DACキット「DVK-UDA01」は手軽にコンデンサーが変更出来るようソケット式を採用しているのが1つのウリになっているので、これを利用しない手は無いです。

そんな訳で秋葉原で下記のコンデンサーを仕入れてきました。

  1. ニチコンFG 10V 3300μF 252円×2@マルツパーツ館
  2. 三洋OS-CON 6.3V 2200μF 250円×2@若松通商
  3. 東信工業 Jovail UTSJ 25V 1000 μF 231円×2@若松通商

手始めにデファクトスタンダードとも言うべきニチコンから試してみるか~、と思った矢先に問題発覚。

リード線が太すぎてソケットに入らない(汗。

仕方が無いので狙いを三洋OS-CONへ変えてみたところ、これまた入らない(汗汗。

三度目の正直でUTSJを取り出してみたところ、今度は無事ソケットに収まってくれました。

うーん、大容量≒高音質と盲信して大きめなコンデンサばかりチョイスしたのが失敗だったか。

ニチコンは最悪電源部分に入れれば良いとして、三洋OS-CONは完全に無用の長物と化してしまいましたね・・・・。

まぁ過ぎてしまったことは水に流して、UTSJの評価に移りたいと思いますが、果たしてコンデンサーの交換で音質に変化が現れるか?、と言いますと、激変しました。

しかも困った方向に(苦笑。

いや、別に音質が悪い訳では無いですよ?

標準状態から比べると音の厚みとか伸びとかはとても良くなったのですが、如何せん高音に特化し過ぎです。

Audio TechnicaのATH-W3000ANVだと音が耳に突き刺さる感じで聞き疲れします。

beyerdynamic T1だとかなり丸くなりますが、それでも高音が耳につきます。

そしてこんなこともあろうかと(?)密かに買っておいたSENNHEISER HD650に登場して頂いたところ、やっと収まってくれました。

HD650はまったり傾向なので、立ち上がりの速い音と組み合わせるとバランスが良いみたいですね。

取り敢えず標準状態からの脱皮には成功しましたが、このままではHD650専用DACと化してしまうので、別のコンデンサを探す旅に出かけようと思います。

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