不安定なASUS XG-C100Cのファームウエアを無理矢理更新する方法

0.初めに

タイトルにも謳っている通り無理矢理感が強いので、本記事の内容を試す際は最悪壊れてもいいやという覚悟の元、自己責任でお願いします。

1.きっかけ

ファイルサーバ上に置いてあるZIPファイルを10並列でファイルサーバ上に解凍するという作業を10分程度繰り返していたらASUSの10GLANカード「ASUS XG-C100C」がネットワークを見失いやがったために、正常に処理できたファイルと失敗したファイルを見定めながら作業をやり直す羽目になった(憤怒。

2.とりあえず試したこと

まぁ負荷かけ過ぎという意見もありそうですが、何も手を打たないのもアレなので、王道策としてASUSのサイトから最新のドライバとファームウェアを当ててみようとしたら、今使っているものと同一バージョンだったのでいきなり詰む。

それならばとXG-C100Cが使用しているAQC107チップの開発元であるMarvell(旧AQUANTIA) のサイトからファームウエアをダウンロード。

atlflashupdate.exe を管理者権限で実行してみたらUpdate Statusが「Not Available」とかよく分からないことを言い出してやはり詰む。

3. ここから先は自己責任

という訳で本題です。

インターネットの荒波に揉まれながら調べた結果、本家Marvellのサイトで最新版とされている3.1.121aよりも新しい4.x系のファームウエアがこの世には存在しているとのことで、Lenovoのサイトからダウンロード。

単純に atlflashupdate.exe を実行した場合、本家サイトのファームウェアと同様、「Not Available」と怒られてしまうため、updatedata.xml をテキストエディタで開き、<hwids>のブロックにXG-C100C用のdid、sdid、svidを追記。

<hwids>
    <pciid vid=”1d6a” did=”07b1″ sdid=”1046″ svid=”17AA” />
    <pciid vid=”1d6a” did=”07b1″ sdid=”8741″ svid=”1043″ />
</hwids>

この値は、atlflashupdate.exe を実行すると表示されるDevice部分(XXXX-YYYYZZZZ)のうち、ハイフンの前(XXXX)がdid、ハイフンの後ろの前半分4桁(YYYY)がsdid、後半分4桁(ZZZZ)がsvidなので、もし違っていたら合わせる必要がります。

そしてここまでやってようやくファームウェアアップデートに成功しました。

一方、ドライバについてもMicrosoft Updateカタログにて本家より新しい3.1.10.0が入手可能なので、ダウンロードしたcabファイルを解凍してinfファイルを読み込ませたら無事適用出来ました。

あとはデバイスマネージャーで

  • 「Energy-Effecient Ethernet」を無効化
  • 「Speed & Duplex」は10G固定
  • Offload系は軒並み無効化

すると良いという情報も散見されますが、このあたりは環境によりけりな気がするので、追々試していく感じかな、と。

以下、参考文献。

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