KなしCPUでもオーバークロック出来るというASRockのBase Frequency Boost Technologyが面白そうだったので、Intel Core i5-10400とASRock Z490M-ITX/acをツクモでお買い上げ。お値段合わせて46,327円也。
BFBの効き具合はBIOSで設定できるのですが、Cinebench R20の結果を見る限りではAUTO(=デフォルトの65W)と125Wで有意な差が見えず、概ね3180~3190の間に収まるという誤差レベルの結果に(汗。
BFBは単純なオーバークロックとちょっと趣が異なっていて、TDPの天井を引き上げることで通常10秒くらいしか持たないTurbo Boostを可能な限り維持するという仕組みなので、もしかして冷却が足らないのか?、と思ってIntel Extreme Tuning Utilityで確認してみると、
- CPU温度は50℃チョイで特に高い感じは無し
- CPUクロックはCore i5-10400の上限の4GHzに張り付いている
ので、BFBの狙い通りTurbo Boostが常に効いているような挙動を示しているのですが、一方でPackage TDPが設定上限の125Wどころか65Wにも届いていないことが判明。
つまり、Core i5-10400程度の発熱だと常時Turbo Boostが発動していてもデフォルトTDPの 65Wを超えることがないから、BFBが無くても困らないということなのか・・・。
という訳で、今回の実験で分かったのは、BFBのメリットを享受するなら、もっと高発熱(≒高性能=高価)なCPUを買いなさい、ということみたいです(悲。
(→続く)