初期不良対応期間が過ぎる前に動作確認だけでもしておくか、ということでSynologyのNASケース「DiskStation DS415+」を開封。
Synologyの型番に+が付いているモデルはSSDをキャッシュとして使う機能が使えるので、今回はSeagate Constellation ES ST2000NM0001 2TB×3台でRAID5を構築し、これにKingston SSDNow V300 120GBをキャッシュに割り当て。
そしてベンチマークを取ってみた結果が以下。
SSDキャッシュは単純なON/OFFに加え、シーケンシャルアクセス時にキャッシュを使うか否かも選べるため、それぞれ測定してみたのですが、4K Q32T1で明確な差が出ている他はSSDキャッシュ無し状態の健闘が光る結果に(汗。
流石にこれは効果が低すぎなので、テストサイズを4GBへ引き上げて再試験を行った結果がこちら。
SSDキャッシュON&シーケンシャルアクセスONが最遅なのか・・・。
そしてさらに目を引くのが4K Q32T1の劣化具合で、とても同じ環境で測定しているとは思えない程速度が低下しています。
思い当たる節があるとしたら、DS415+のメインメモリが2GBなので、うまくメモリに乗ってる間は速いけど、溢れた瞬間ダメになる感じでしょうか?
そんな訳で今回の結果をまとめると
- 激しいランダムアクセスが発生する環境下においてはSSDキャッシュは有用
- シーケンシャルアクセスメインなら無用
- 巨大ファイルしか扱わない場合は逆に足を引っ張る恐れあり
ということのようです。
まぁ素のDS415+が優秀すぎてSSDキャッシュを活かす場面が少ない、というのが本当のところなのかもしれませんが。