これまでDACに持っていた印象は、音の傾向が違うことはあっても、音の質の面ではそこまで大差ない、というのが正直なところでした。
ところが困ったことに SE-MASTER1を購入以降、DACによる音質の差というのが聞き分けられるようになってしまったため、高級DACを色々物色していた矢先、秋葉原のヨドバシカメラで定価30万円オーバーのDAC「Bryston BDA-1」が展示処分品とのことで89,600円まで下がっていたのでこれ幸いにと買ってみました。
現時点でのPioneer SE-MASTER1試聴環境は
- USB-DDC: Gustard U12
- DAC: EL SOUND EDAC-2 SPECIAL
- ヘッドホンアンプ: Intercity MBA-1 Ver.2
のような構成で固まりつつあったので、取り敢えずDACだけ差し替えて聴き比べてみたところ、なんと両者の差がほどんど分からないというかなりショボーンな結果に(汗。
一応、EDAC-2 SPECIALの方が高音が幾分強めに出る傾向があるのと、BDA-1のアップサンプリングを有効にすると音が滑らかになるというのは分かるのですが、音の広がり具合や分解能については甲乙付けがたく、ぶっちゃけここまで来るとあとは好みの問題じゃないか?、というが正直なところです。
という訳で、EL SOUND EDAC-2 SPECIALは価格差2倍以上のDACに真っ向勝負出来るほどの実力者であることが確認出来たのはある意味収穫と言えますが、同レベルのDACを二台保有しても流石に使い道に困りますね(苦笑。
まぁ機能面で比較すると、アップサンプリングに対応していたりAES/EBUに対応していたりデジタル入力が8個もあったりと、BDA-1の方が上を行っているので、差し当たってはBDA-1をメインに据えて、EDAC-2 SPECIALは待機機扱いにしておきますか。
ちなみに手持ちのDACでは
Sランク
- EL SOUND EDAC-2 SPECIAL
- Bryston BDA-1
Aランク
- izo iHA-21EX-2013
- Xiang Sheng DAC-01A(オペアンプをOPA627BP×2へ交換済)
Bランク
- Pioneer U-05
- ORB JADE-1 LTD
Cランク
- izo iDAC-1
- Nmode X-DP1
というのが我が家における評価なのですが、iDAC-1やX-DP1は今後もちょっと活躍の場がなさそうなので、売却処分ですかねぇ・・・。