我が家のメインNAS「QNAP TS-219PII」はWD30EFRX×2でRAID1を組んでいたのですが、ランダムアクセスの遅さが気になるため、試しにTOSHIBA MG03ACA400へ換装してみました。
HDDを交換する場合、中身を一旦別のHDDへ移した後でディスクを交換、というのが普通の流れだと思いますが、QNAPには中身を維持したままより大容量のHDDへ交換するという機能が備わっているらしく、折角なので試してみることに。
手順としてはそれ程難しくなく、
- コントロールパネル→ストレージマネージャ→RAID管理と開き
- アクションメニューから「容量の拡張」を選択
- 片方のドライブを選んで変更ボタン押下
- HDDを引っこ抜いて新しいHDDを挿入
- リビルドが終わるまでしばし歓談
- 再び「容量の拡張」を選び
- もう一方のドライブを選んで変更ボタン押下
- リビルドが終われば利用可能状態になるが、これだとボリュームサイズが旧のままなので、再度「容量の拡張」を実施
- 三度目の歓談後、容量が3TB→4TBへと無事拡張される
という同じ作業の繰り返しで行けました。
それよりも、どちらのスロットがドライブ1なのかが外見からは分からず、それを調べる方が手間取った感じです(苦笑。
#ちなみに向かって左がドライブ1
ただ、リビルドにはそれなりに時間が必要で、1度目のリビルドに15時間20分、2度目のリビルドに10時間40分、そして3度目のリビルドは5時間30分と、速いディスクが挿入される度にリビルド時間は短くなるものの、結局3日がかりとなってしまいました(汗。
で、肝心な効果の程ですが、回転速度非公開のWD30EFRXから7200rpmのMG03ACA400へ交換した意味は十分あるようで、体感的にもレスポンスがかなりキビキビするようになりました。
消費電力的にはWD30EFRXの方が有利なのは間違いないのですが、まぁ速いは正義、でしょう。
ちなみに容量的にも3TBから4TBへと増量された訳ですが、こちらについては1TBチョイしか使用していないため、ぶっちゃけ無駄に広くなった訳ですが、まぁ大容量HDDの方がシーケンシャル速度が遅くなりにくいというメリットがあるので、無駄ではない、はずです(苦笑。