ここ最近格安で放出されているIntelのサーバ向けSSD「SSDPEDOX400G301」は本来ブート非対応なので、OS用のシステムドライブは別途用意しないといけないのですが、2chを見たらLSI LogicのSASカードのファームウェアを無理矢理入れればブート可能になるという話だったので試してみました。
用意したものは以下。
- DOSがインストールされたUSBメモリ(一応フロッピーでも可ですが、容量的に厳しいかと)
- ファームウェアとユーティリティ群(いずれもLSI Logicのサイトでダウンロード可能)
- LSIUtil_1.62.zip
- 1.01.39_Dos_Cli.zip
- 9211-8i_Package_P19_IR_IT_Firmware_BIOS_for_MSDOS_Windows.zip
手順自体はそれほど難しくもなく、
- ダウンロードしたファイルを解凍
- 以下のファイル達をUSBメモリへコピー
2118ir.bin
dos4gw.exe
lsiutil.exe
mptsas2.rom
sas2flsh.exe - 書き換え用のバッチファイルを作成(メモ帳に以下の内容を書き込んでhogehoge.bat等の名前で保存)してこれまたUSBメモリへコピー
sas2flsh -o -ufirmware ssd910.fw
sas2flsh -o -uflash ssd910.img
sas2flsh -o -e 6
sas2flsh -f 2118ir.bin -b mptsas2.rom
LSIUTIL -p1 -a ,,,,,0,0,,,,,, 13
LSIUTIL -p1 -a ,,,,,1,0,,,,,, 13
LSIUTIL -p1 -a ,,,,,2,0,,,,,, 13
LSIUTIL -p1 -a ,,,,,4,0,,,,,, 13
LSIUTIL -p1 -a ,,,,,6,0,,,,,, 13
LSIUTIL -p1 -a ,,,,,7,0,,,,,, 13 - USBメモリから起動
- hogehoge.batを実行
- 祈るように数分間待つ
- バッチが終了したらPC再起動
で、無事RAID BIOSが起動するようになりました。
一応、
sas2flsh -o -dflash ssd910.img 2118it.bin
で元に戻るらしいですが、思いっきりメーカー保証外のことをやっているので、元に戻らなくてもスパッと諦めるという気概のない人はそもそも手を出さない方がよろしいかと。
では、これから実際にWindows7でもインストールしてみましょうか、ということで後編へ続く・・・。