AMDのX670チップセットの後継はX870チップセット、では無い

AMDのSocketAM5向け新チップセットX870(E)搭載のマザーボードが2024/9/30に発売開始となりましたが、「AMD X670E/X670の後継」という記述が散見されるのは如何なものだろうか・・・。

まず最初に、SocketAM5のチップセットであるX870E/X870/X670E/X670/B650E/B650/B650って実はすべてPromontory21なるチップが使われていて、その点では差異が無かったりします。

ただ流石に全く同じなのにチップセット名だけ違うということはなく、X870EとX670E/X670はPromontory21が2個使われていて、その他は1個という点で差別化が図られています。

ここでムムっ、と思った方も多いかと思いますが、X670EとX670はどちらもPromontory21×2で基本構成が同じのバリエーションモデルと考えることが出来ますが、X870EとX870はPromontory21の個数が違う時点で別物なんですよね。

そしてB650EとB650の違いはPCIex5.0に対応しているか否かなので、

  • X670Eの後継→X870E
  • B650Eの後継→X870

と言われた方がしっくり来るんですが、敢えてX870E/X870という命名にしたのはマーケティング面の理由からなんでしょうかね・・・?

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