有志の尽力でFireFoxを多段タブ対応にするスクリプトが配布されていますが、FireFoxの仕様が変わる度にスクリプトもインストールし直さないといけないため、たまにしか使わない遠征用PCでいざFireFoxを起動してみたら動かなくなっているという経験が多々あります。
なのでFireFox本体でとっとと多段タブに対応してくれないものかと思っていたところにFireFox互換のブラウザー「Floorp」を見つけたので試しにインストールしてみました。
利用開始して半月時点での評価ではありますが、使い心地はFirefoxそのもので、
- Firefoxアカウントへのログインでブックマークやパスワードの同期OK
- 拡張機能も同期され、動作的にも問題なし(もしかすると相性出る拡張機能あるかもだけど)
- about:configでのカスタマイズも可能
と、純正Firefoxで出来ることはFloorpでも問題なく出来そうです。
そして肝心の多段タブについては「設定」→「デザイン」→「タブスタイル」で多段タブを選ぶだけで有効になるので、今までのスクリプトインストール方式でかかる手間と比べたら雲泥の差があります。
という訳でFloorpは晴れて我が家のメインブラウザへの昇格が確定した訳ですが、一点だけ気になるのはセキュリティパッチのリリース間隔です。
本家よりも互換ブラウザの方が後追いになるのは致し方ないところではありますが、ゼロデイ脆弱性が見つかってからパッチリリースまでのリードタイムについてはFloorpの開発陣に期待したいと思います。
なお使用上1点だけ問題点があり、多段タブを有効にした状態でタブをピン止めすると激しく震える事象に遭遇しました。
こちらについてはFloorpの中の人からスタイルをデフォルトの「Firefox Photon・Lepton デザイン」から別のものに変更すれば解消されるとXでアドバイス頂き、今のところは「Floorp Fluerial UIデザイン」へ変更して事なきを得たのですが、初Floorpユーザにとっては最初の落とし穴かもしれません。
ちなみにそのうち修正されると思いますが、想像の3倍ぐらい震えていると思うので、修正される前にあえてデフォルトのままピン止めしてみるのも一興かと・・・。
Floorpなる多段タブ対応のFirefox互換ブラウザを使ってみたところ、バグっぽい事象を発見。
多段タブを有効にした状態でタブをピン止めすると激しく震えるという・・・ pic.twitter.com/CXKp5TP1Wp
— アキハバラ自腹日記 (@kokoronavi) October 16, 2023