ASRockのRyzen向けベアボーンキット「DeskiMini A300」は、電源回りがかなりピーキーらしく、電源部からピーーという高周波ノイズが聞こえる問題が散見されます。
ただ、8月以降に出荷されたモデルはこのあたりが改善されているようで、
- 発売日当日に買った初期ロット
- バッファローダイレクトで買った整備品(日付的には初期ロットくさい)
- TSUKUMO eX.の19年記念セールで買った最新ロット
と都合3台のDeskiMini A300を所持していますが、1と2はVRMあたりからピー音がするものの、3は全く気になりません。
ここで普通のご家庭なら(最初に買った2台をどうするかという問題はさておき)一件落着なのですが、我が家の場合、KensingtonのSlimBlade Trackballとの相性問題が未だ残っています。
症状としては、
- 電源をONにしている間は普通
- 電源をOFF、もしくはスリープにするとピーーーという音がトラックボールから出る
というものです。
本体が鳴くのはまぁコイル鳴きとかちょくちょくあるので理解できるのですが、トラックボールから音がするというのはかなりレアなケースではないでしょうか・・・。
まぁ原因は電源まわりなのは確定なので、色々試行錯誤してみた結果がこちら。
- ACアダプタにフェライトコアを付けてみる→→効果なし
- ACアダプタを変えてみる→→効果なし
- ACアダプタの入力電圧を下げてみる→→効果なし
- ノイズフィルタ付きの電源タップを使ってみる→→効果なし
- メモリを変えてみる→→効果なし
- CPUをRyzen 5 3400Gからより省電力なRyzen 3 3200Gへ交換してみる→→効果なし
- USBに差すだけで高音質になるらしいPioneerの「DRESSING」を間に挟む→→効果なし
という感じで、もう完全にお手上げか、と諦めた時、TSUKUMOパソコン本店の在庫処分品ワゴンで希望の光を発見。
その一品はCENTECHの「ReTRY HUB」なる製品です。
見た目は単なるUSB HUBなのですが、「ReTRY HUB」の変わったところは、USBデバイスを監視して、接続不良が発生したことを検知すると自動で再接続するという、非常にニッチな需要を満たす機能を備えています。
そして自動でON/OFFするということは、ハブの入り口と出口で電気的にアイソレーションされているのでは?、と推測してお買い上げしてきたのですが、どうやらビンゴだった様子。
耳を近づけるとかすかにピーという音が聞こえますが、確実に効果が出ています。
いやぁ、3,278円払っただけの価値がありました。
もっとも、ここにたどり着くまでに費やした金額を考えるとゲンナリですが(苦笑。