「Panasonic Media Access」というiPadでBDレコーダの番組を視聴するアプリが非常に不安定なので、パナのBDレコーダは諦めて、以前安値で購入したまま放置状態だった「foltia ANIME LOCKER3.0 (PX-W3PE同梱版)」を引っ張り出すことに。
「foltia ANIME LOCKER」は普通のWindowsアプリではなくCentOSに録画ソフトが同梱されたオールインワンパッケージのため、それ用にハードも一式揃える必要があるのですが、利用例を見ていると環境があまりにピンきりで、どの程度のスペックが必要なのかイマイチ判然としないことから、余っているパーツの中から低消費電力かつそこそこの性能ということでCPUにXeon E3-1260Lをチョイス。
その他パーツは以下の感じで。
- CPUクーラー・マザー・ケース・電源: Shuttle SH67H3
- メモリ: CenturyMicro CAK4GX2-D3U1333
- システムドライブ: MTRON MSD-SATA3035-032
- データドライブ: Seagate ST31000340NS
最初、『Linuxだったらシステムドライブが8GBでも動くべ』と「HANA Micron HLSM008G-10」を取り付けてみたのですが、残念ながら容量が少なすぎると怒られたため、懐かしのSLC SSD「MTRON MSD-SATA3035-032」へスイッチ。
こちらは容量32GBなので流石に問題なくインストール出来ました、が、録画に成功するまで意外と手間取ってしまいました・・・。
ハマりポイント1. フォーマット手順
基本的にはセットアップウィザードに従っていけばいいんですが、何度再起動してもインストール先を選ぶ画面から次へ進むことが出来ず、何故だ何故だとオンラインマニュアルを熟読したところ、「パーテーション情報を明示的に消す」オプションに毎回チェックを入れていたのが問題だったらしく、再起動後はマニュアル通りにチェックを外したところ先へ進むことができました。
ハマりポイント2. B-CASカード認識せず
録画した番組が全てワンセグ画質で、どうやら地デジとして受信していないっぽいことが判明したため、再びオンラインマニュアルとにらめっこした結果、PX-W3PEのカードスロットにB-CASカードを挿しても使えないとの記載が。
・・・ええ、確かにPX-W3PEに挿していますよ(汗。
だってカードスロットがあったら挿すでしょ普通?、と逆ギレしてみたもののこのままでは進展もしないので、秘蔵のカードリーダー「SCR3310-NTTCom」を引っ張り出して無事解決。
まぁB-CASカードを裏表逆に挿していることに気づかずまた時間を無駄にしてしまったのはここだけの話(苦笑。
そんなこんなで録画できるところまでたどり着くまで足掛け3日がかりとなってしまいましたが、その後の経過は良好で、topコマンドの結果を見てみると、録画時の負荷は全然大したことない一方、エンコード時はCPU使用率が600%まで跳ね上がるので、4コア8スレッドのE3-1260Lを使うメリットは十分ありそうな感じです。
逆にメモリは8GBだと過剰なようで、録画専用機として使う場合は4GBで十分ですね。
あと気になったのはHDDがケースと共振してしまい、ビビリ音が出る点でしょうか?
これについてはケースを変えるかPCごと部屋の外へ追い出すか、さもなくばNASのディスクをiSCSIでマウントする等の対策が考えられますが、それならいっそfoltia ANIME LOCKERマシンにHDDを沢山積んでNASの代わりにした方が良い気がするため、本格運用する前に構成はもうちょっと弄ろうかと思います。