6Gb/s対応のSATAポートが2つまでしか使えないIntelのSandy Bridgeと違い、AMDのチップセットは6個使えるのが普通なので、RAIDを組んだら2GB/sオーバーとか狙えそうなものなのですが、どうも1GB/sで頭打ちしてしまうようです。
以前MSI 890GXM-G65で試した時は1GB/sの壁を越えられなかったのですのが、SB850よりも新しいA75チップセットならその制限も緩和されているのでは無いかと期待してベンチマークに臨んだものの撃沈。
使用したマザーボードはGIGABYTE A75M-D2Hで、これにCrucial m4 64GB×4台をRAID-0構成にしてみたのですが、理論上の上限値である2GB/sには遠く及ばず。
まぁSB850チップセットよりも幾分速くなっているので、世代が新しいだけの事はありそうですが、この分だとそう遠くない将来にSSD単体でもチップセットの速度限界に到達してしまいそうです。
ちなみにA75チップセットのダイアグラムを見てみると、APUとチップセットを結ぶUMIの帯域が2GB/sになっているので、これを全てストレージの転送に回せばもっと上積みが狙えそうですが、そうなると今度はマウスすらまともに動かなくなりそうなので流石に難しいのでしょうね(苦笑。