「前人未踏のハイエンドデジタル接続ヘッドフォン」と銘打ったオーディオテクニカの創業60周年記念モデル「ATH-WB2022」が届いてしましました。お値段参拾九萬六千円也・・・。
Pioneerの「SE-MASTER1」も『27万円のヘッドホンとか誰が買うんだよ』とか言いながら買った人間としても40万円弱というのは購入に踏み切るには中々に勇気のいる価格なので、少しでも財布へのダメージを減らすためにビックカメラの株主優待チケットを使用して13%分&楽天Rebatesの1%分のポイントは還元される工夫はしたのですが、それでも実質35万円は痛い出費ですね・・・。
とはいえ600台限定だし、USB or Bluetoothで完全バランス接続という唯一無二のスペックが気になったので、ポチったこと自体に悔いはなく、あとは肝心の音がどうなのかというところなんですが、まず感じたのは「手軽に良い音を聞けるので実はコスパ悪く無いのでは?」という点です。
私はヘッドホン大好き人間なので、PCのマザーボードに付いている3.5mmジャックとか使うはずもなく、USB-DDC→USB-DAC→ヘッドホンアンプでヘッドホンを使っているのですが、
- USB-DDC: Singxer SU-1@39,000円
- USB-DAC: EL-SOUND EDAC-2 SPECIAL@95,000円
- ヘッドホンアンプ: Conclusion C-HA1@200,000円
なので、ヘッドホンにあと5万円費やしたら実質同価格になるという(汗。
まぁATH-WB2022の場合、とっかえひっかえ色んなヘッドホンを楽しみたいという人にとってはそれ単体で完結しているという点が逆にデメリットになってしまうので単純比較するのは難しいところですが、USB接続で聴いている限りは完全バランス音声出力システムの謳い文句通りの分解能の高さを感じるので、性能的には値段なりの実力はあると断言できます。
音の傾向としてはクリアな中高音と締まった低音域は想像した通りのオーテクサウンドで、ATH-WB2022自体は密閉型なのに音の傾向は開放型の方が近いと思います。
個人的に開放型の方が好みなので少なくとも今のところは大満足ですが、売りのもう一つであるBluetoothによる無線接続についてはもう少しUSB接続を楽しんでから試してみる予定です。